ダイワLTリール：個人的評価

日本企業ダイワのLT（LIGHT and TOUGH）リールは、リール製造、特にリーズナブルなセグメントでセンセーションを巻き起こした。実際、ダイワは初期シリーズのリールを近代化し、ほとんどのモデルにLTという接頭辞を付け、その結果、より軽量でコンパクトになったが、同時に「ダイワ」の信頼性も失っていない。

同社は主に、ZAIONやDS5といった新しい複合素材の使用や、以前は標準的なセグメントにしか採用されていなかったが、今では最も廉価なリールにも見られるようになった数々の技術革新によって、これを達成した。私のコレクションには、このコンセプトのリールが7つ含まれており、それぞれのリールの主な特徴と、どのような目的で購入したかを紹介する。

エクセラー17 LT 2000D

このモデルは軽量タックルを好む人に特に人気がある。

このコンセプトの最初のモデルのひとつで、その特性は最も近いライバルの中で明らかに際立っていた。当時、私はちょうどリールを探していた。 初めてのウルトラライトタックルのために、 その選択は明らかだった。まず、2000サイズで185グラムという重さには驚かされた。シマノにもダイワにも5千ルーブルの予算で似たようなものはなかった。そのため、エクセラー17 LTはライトタックルのファンに特に人気があった。2つ目の嬉しい瞬間は、ねじ込み式ミルドハンドルで、これも格安リールにはない特徴だ。LTシリーズのすべてのリールに搭載されているATDフリクションを高く評価する声も多い。Exceler 17 LT 2000Dの大きな欠点は、スプールが深く、ノブが分解できないことであったが、当時のダイワが提供したこれらの革新的技術の背景からすれば、これは蜜樽の中の一滴に過ぎなかった。

エクセラ20 LT 3000-CXH

更新されたモデルにはいくつかの変更点がある。

マイナーチェンジした2020年モデルのエクセラ。実際、ボディ素材だけが変更され、17年モデルのリールがボディ素材にDS5を採用していたのに対し、エクセラー20 LTは実に丈夫な複合素材ZAION V（ブランドZAIONとDS5の中間素材）を採用した。黒とゴールドを基調としたリールからグレーを基調としたリールに変わり、私の好きな初代スピニングSLロッドのラッシュと完璧に調和するようになった。基本的には、 スピニング用 ラッシュ682ML 18グラムまで エクセラー20 LT 3000-CXHと購入。 小さな川で小さなカワカマス、シロギス、パーチを釣るには、3000-Cリール（C-コンパクト・ボディ、つまり2500番台のメカと3000番台のスプール）のパワーは十分すぎるほどだ。

ダイワ ニンジャ18 LT 3000・CXH・2000

小さな川での釣りのために、ギア比の高いリールを選んだ。

現在、最も人気のある格安リールのひとつ。ニンジャ18 LTは、比較的低価格ながら、技術的な特性は悪くなく、コードの取り回しも良く、同時にこの会社の昔の安価なリールにあった様々な「痛いところ」がない。ニンジャのボディはコンポジット素材（DS4）製で、アルミ製スプールは軽量ではないため、同サイズの他のLTシリーズのリールに比べて重量がある。Exceler 20 LTと同様、小河川でのカマス釣りにはギア比の高いリール（XH）を選んだ。 釣りを通じて、ハイギアが恐れるに足らないものであることがわかったし、トゥイーチングやラフティングでは常に高速リールを優先する。 ウルトラライト・フィッシングの様々なタスクに、2000サイズのニンジャは完璧に対応できることを証明した。十分に軽いので、いろいろなスピニングロッドに使ってみた。Ninja 18 LTの重大な欠点は、アイドラーギアに2つ目のベアリングがなく、リール本体で直接回転するため、最初はローターにわずかなバックラッシュがあることだ。しかし、Ninja 18 LTを使った個人的な釣りの実践が示すように、ウルトラライト、ライト、ミディアムライトでは、この価格帯で最高の慣性モーメントのないリールである。

イプリミ19 LT 2000S-P

トラウトフィッシング用に設計されたリール

アイプリミはダイワのエンジニアがエリアトラウトフィッシング用に開発したリールだが、渓流釣りのコンディションでは完璧な性能を発揮し、ゼトリックス・フォーラ632ULスピニングロッドとの組み合わせは、私の場合、森のマイクロリバーでグレを釣るための軽くて中予算のタックルであることが判明した。"イプリミ "は、ローギア比のリールの中で際立っている、 他のリールよりストロークがスムーズである。の このクラスのリールではフィリグリーワイヤリングが可能で、池の鱒も川の鱒もバイトに持ち込むことができる。ファイン・プロファイル・スプール（S）もこのサイズのリールには大きなプラスだ。スプール機構には小さいながらもボールベアリングが搭載されているが、その滑らかさはフリクションに良い影響を与える。

リーガル18 LT 2000S

ダイワは、条件付きで言えば、あるモデルのベアリングが5個であるのに対して、同じ価格帯の別のリール、例えばリーガル18 LTのベアリングが9個もあることを不思議に思わせることがある。玉」の数は、非慣性リールを選ぶ際の大きなアドバンテージであり リーガルはこの面では文句なしのリーダーだ、 ローラーの中にはブッシュが入っているが、これは10個目のボールベアリングで置き換えることができる。どこかで得をすれば、どこかで損をする。例えば、リールのハンドルはプレス製で、シャックルはエアベイル（中空）ではなく普通のワイヤーだ。とはいえ、このリールは軽量で、ストロークがソフトで、スプールが小振りなので、マイクロジグのスピニングには魅力的だった。

フリームス 18 LT 2500S-XH

リールはこの価格帯のベストをすべて吸収している。

この評価で最も高価で最も美しいリール。同時に最も曖昧なリールでもある。実際、Freams 18 LTはFuego 17 LTをよりお求めやすくしたもので、違いはデザインだけである。ダイワのフリームス18 LTは、LTシリーズのバジェット・ラインの終点であり、その後にカルディアLT、バリスティックLTなど、より高いレベルのリールが続く。そのため、このリールは以下のようなこのセグメントのベストをすべて吸収している。 マグシールド・プロテクションの強磁性システム リールのメカニズムに水や汚れが入り込むのを防ぎます。リール2500番のパワーと重量は、例えばシロギス釣りなどのライトスピニングに最適です。

ダイワLT - 正しい選択

LTコンセプトのリールには、同じメカニズムが採用されている。

結論として、私がLTコンセプト・リールと共に釣りをした4年間で、このリールは様々な釣りの条件下で信頼できる主力であることが証明され、このリールに関連したネガティブな出来事は記憶にない、としか言いようがない。上記のリールのメカニズムは同じで、異なるのは構造とデザインだけだ。一般的に、これらのリールの能力に大きな違いはないので、手元の作業を考慮してLTシリーズからリールを選ぶべきである。